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ミラクルバナナ (注)少しネタバレ気味です。

映画『ミラクルバナナ』をやっと観に行って来ました!
というのも、昨日が神戸では最終上映日だったんです。
もう少しで見逃すところでした^_^;

行ったのは、三宮の「シネフェニックス」という映画館。
震災以降、馴染みのビルやお店がなくなって、三宮からはまったく 足が遠のいていたので、行くのは一体何年ぶりかなぁ。
またいつものように迷いそうだったので、とりあえず地図だけプリントアウトして行ったのですが、
やっぱりサッパリわからずウロウロ…
そんな私に声をかけてくれたのは、駅前で道案内をしているシルバーボランティアの方でした。
即行でわかりやすく教えていただき、助かりました!おじさんありがとう!
でも私旅行者みたい?神戸市生まれなのに…ね(^_^;)

映画館は少し古い作りでした。
しかも平日のお昼のせいか、お客さんもちらほら。
早目に席についてみると私一人だったので、もしや貸し切り?と心配しましたが、あと4人来られたのでちょっとホッとしましたp(´∇`)q 結局観客5人での上映となりました(^_^;)

私がいつも行っている映画館は「ワーナーマイカルシネマ」なんですが、座席が階段状に作られていてスクリーンが大きく、非常灯以外は照明がないのでかなり観やすいです。
三宮シネフェニックスは少し照明が明るいような気がしました。映画館もいろいろありますね。
映画に集中できるかな?と心配でしたが、始まるとすっかり忘れてしまいました(^^)


映画は、主演の小山田サユリさんのちょっと天然だけどガッツのある幸子にとても好感が持てていいです。
でも、タヒチとハイチを勘違いするなんて(^_^;)私でもしませんよ~
水が出なくても電気が止まっても、夜中に銃声がしても「ま、いいか~」とおおらかな幸子。
実は大物です。
幸子の家族がまた凄くいいんです。おおらかな所は幸子はお母さん譲りですね。
お父さんは電気屋さんで働いているんですが、自分の店のテレビが映すハイチの暴動の様子に、茫然自失。愛されてるなぁ~幸子は。こんなお父さんの娘に生まれたら幸せだな~。

もうひとり、幸子がバナナペーパーを作るのに力になる大学院生中田くん役は山本耕史くん。
相変わらず白いです。でもTシャツから見える腕の筋肉がすごい!
ちょっとお茶目だけど心優しい、しかもバナナペーパーのスペシャリスト?を自認しているだけあって、かなり頼りになる助っ人です。
子供たちに囲まれている時の笑顔ほんものだなぁ~

魅力的な田中くんは、服装でも楽しませてくれました♪
山本耕史くん本人は絶対着ないような超派手なオレンジのアロハにテンガロンハットっぽい麦わら&サングラス☆☆ウケました~
それから紺色のコートにマフラーは可愛いです。めちゃくちゃ似合ってる♪
撮影時は28才?だったはずですが、もっと若く見えますねぇ~。
大学院生になり切ってました。
「カリブ海で海水浴出来る」という甘言に惑わされて来た初めの頃もいろいろとリアクションが楽しくて笑わせてくれましたが、幸子の情熱に惹かれて、力になろうとやってきた中田くんは本当に頼もしかったです。

それからアドゴニーと緒方拳さんはいい味出してますねぇ。
アドゴニーは常に幸子を助けてくれる大使館の職員さん。ほんとに優しいんです。ご本人もきっと優しい人なんでしょうね。
和紙職人の緒方拳さんが和紙を梳いているシーンは、ぴーんと張りつめたような緊張感が漂っていました。

私も以前、牛乳パックで和紙を作ったことがありますけど、紙梳きは面白いです。
綺麗なモミジの葉や押し花を入れるとびっくりするほど味わいのあるものが出来るんです。

そして、ハイチの貧しい子供たち、主役は彼らかもしれませんね。
とっても可愛い笑顔と白い歯がまぶしいです。
バナナであんなにちゃんとした紙が出来るのなら、貧しい国の子供たちもノートを使えるようになるなぁと思いました。
この映画のようなプロジェクトが本格的に実現してほしいですね。

子供たちが紙梳きで作ったたくさんのバナナペーパーが青い空のもと、風に揺れているラストシーンはじーんときました。

by aquadrops | 2006-11-11 16:48 | Movie