LOVE HEDWIG

前置き。
曲順、言葉、全て曖昧な私個人の記憶によるものです。
違っているところがたくさんあるかと思いますが、どうぞご容赦くださいね。

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いつもは左端にセッティングされていた楽器。
今日は舞台後方にずらりと並べられている。
左側にキーボードとベース、中央にドラム。右側にギター。

天井の絵は同じだけど、左右と舞台後ろの絵が違っていたと思う。



混雑していた為か少し遅れて開演。

バンドメンバーが両手を挙げながら入ってくると一気に盛り上がる会場。
歓声と拍手、そしてスタンディング!!

登場したのは、ソムン・タク。
♪1曲目♪
セクシーな真っ赤なドレスのタクちゃんは持ち前のパワフルな声量をいきなり響かせてくれる。
ヘドウィグのモノローグの中に出てくる60年代の女性歌手の曲。
歌い終わるとMCに早変わり。

「望月中~!!」
とえりかちゃんを紹介。大爆笑!!
タクちゃんは天然か?

♪2曲目♪
えりかちゃんのソロ。
これもヘドウィグに出てくる60年代女性歌手の曲(忘れた)
えりかちゃんは明るい金色の髪、白と銀色の衣装で手足が長く、まるでバービー人形のよう。
高めでクリアないい声。
うん!RENTのモーリーン役似合うと思う!

続いて中村中!とMCタクちゃんまともに紹介。
声がかかるなか、中ちゃんが出て来た瞬間どよめく会場。
シャープなアイメイクに小悪魔的な衣装。
細身の身体に渋い豹柄?のようなストールが妖しさを醸し出す。
綺麗なのにカッコイイ!

♪3曲目♪
キーボードの弾き語り。
同じくヘドウィグに関係する曲。
久しぶりに聴いた中ちゃんの歌は独特の持ち味があり、しかも演奏が凄くいい。娘に聴かせたい。


中ちゃんの曲紹介のあと、えりかちゃんの曲を紹介していなかった事に話が至り、「聞かなかった事にして」とあっさりスルーしようとするタクちゃん。
ほんとに憎めない人だ。
えりかちゃんの名前を間違えたのは、タクちゃんでさえも緊張していたのかな。それもまた可愛い。

大阪公演の話になり、「迷惑をかけた」というタクちゃんに、「急な代役で大変だったでしょって言われるけど、逆に本当に楽しくて幸せでした」と返すえりかちゃん。
抱き合う三人。会場からも拍手!!
三人イツァークの心はひとつ☆
この絆を出来ることなら関西に持ち帰りたいと願う私。


タクちゃんがマイクの前に立ち、イツァークの語りがあの低めの声で始まる。
「1961年ベルリンに壁が建てられた。あらゆるものの境界線として立ちはだかる壁。男と女…
…だがその前に、忘れちゃならないことがある!!」
キッと、遠くを見る視線。
「Ladies and Gentlemen…  HEDWIG!!」

客席横の扉から登場したのは…コージヘド
大歓声!!オールスタンディング!
手を振る人、飛んでる人、人、人、人の頭の向こうに、ヘドの金色の頭がゆっくりと舞台の方へ移動していくのが見える。


♪4曲目♪
『TEAR ME DOWN』
頭のてっぺんから足元まで、いつものコージヘド。
キラキラしたラメのシャドゥに真っ赤な唇。細い眉。
ゴージャスなウィッグはプラチナブロンド。
ネオンのような、壁を模したマントを広げ歌い出す!

マントを翻しながらマイクスタンドを中心にくるりと回り。
蝶のようにはためかせる。
イツァーク三人にヘドひとり。なんてゴージャス

歌い終わると、MCはヘドにバトンタッチ。
「サンキュー!熱烈歓迎はこうでなくっちゃ、あたしがヘドウィグ。そしてバンドアングリーインチ、よろしく!!」
「今日はなんでこんなに集まっちゃってるのかわかってるけど…みんな、ジョンに会いたい?」
コージヘドの問い掛けに、会場からは拍手と歓声が返る。
「じゃ、呼ぶわよ~、ジョ~ン!!」

舞台袖から元祖ヘドウィグ、ジョン登場。
黒いぴったりした衣装の裾は斜めに大胆なカットが入り、黒いブーツに赤いタイツの出で立ち。
もちろん髪はブロンドウィッグ。
華奢な肩や腰。細い足。
小作りな顔の中に綺麗に並んだ目鼻立ち。
この人いったい何歳なんだ??
可愛すぎる!!

コージヘドの水吹き攻撃は細かい霧みたいですぐ乾くけど、ジョンの水吹きはかなりストレート。
あれは濡れるね~(@_@;)
何食わぬ顔で「sorry!」と言いつつ、またかけるジョン。お茶目!


♪5曲目♪
『ORIGIN OF LOVE』
ところどころアレンジして歌うヘドウィグジョン。
三人イツァークのコーラスも綺麗。
やっぱりこの歌は胸に響く。
そして本物が目の前で歌っていることに、ただ呆然と立ち尽くす。


♪6曲目♪
『ANGRY INCH』
二人のヘドウィグがお互いに振り付きで歌うこの迫力!!
マイクスタンドでANGRYINCHを表現する二人。
飛ぶし跳ねるし、寝っ転がるし!
並ぶ二人の伸長差はどれくらいだろ?
10センチ以上、15センチ未満といったところか。
線の細いジョンへドに比べ、コージヘドのデカさといったら!
肩幅と胸の厚みでジョンを押し潰しちゃえそうだ。
でも、反対に終始ジョンがリードする形でコージヘドを好きなように転がしてる感じ。
なんだか危険だ!押し倒されてる~
どういうわけか足が見える!何が起きてるんだ?
見えないけど、とりあえず踊るしかない。
振り上げる拳、早い手拍子。
会場の熱気は最高潮!
激しいよ!!



歌い終わって「I'm old」とかなんとか言いながら袖に引っ込むジョン。
MCコージヘド曰く
「正直あんなに動くとは思わなかったわ。ちょっとびっくりした」

三人イツァークの所へ行き、「望月あたる」と嬉しそうに指摘するヘド。
イツァークをひとりずつ紹介。
えりかちゃんのところが聞えなかったので割愛。
「こちら、あたしの下僕。…やっぱりイツァーク。中村中!」
会場拍手!
「そしてあたしのゲス男。…やっぱりイツァーク。ソムン・タク!」
「あたしのバンド、このバンドどう?」
会場大喝采。


♪7曲目♪
『SUGAR DADDY』
「あたしをアメリカに連れてって~!」
膝を折り、星条旗を肩に着せ掛けてもらうヘド。
恭しい仕草に見える。
肩の所でうまくたくし上げ。
つま弾くギターのリズミカルなイントロ。

今日のグミBEARは袋入り。どっさりあるよ~!
掴んでは投げ、あちこち投げまくるヘド。
遠投もあり。
かなりストレートに飛んでくクマさんグミたちがライトにキラキラ透けて見える。

タクちゃんとコージヘド。
楽しそうに踊る二人。
バンドメンバーの所を回り、グミを一つずつ食べさせる。


♪8曲目♪
『WIG IN A BOX』
コミック柄の長めのジャケットを着て出てきたヘドウィグジョン。
後ろを向いて、観客にジャケットを披露してくれる。
丸椅子に座り、「みんな座って、疲れたでしょ」と言葉を掛けてくれる。
タクちゃんが通訳してくれたかな?
コージヘドの通訳もあったしうろ覚え。
二人のヘドウィグが英語で会話してるところは不思議な光景。
でもあったかくて幸せなムードが漂う。

この曲の出だしが凄く好き。
ジョンの柔らかい声が響く。
これも、少々アレンジあり。
CDと違っててとっても新鮮。

後半のアップテンポのところ、ジョンは客席に降りて来ていたような気がする。
「年寄りだから」を連呼してるけど、十分元気だよ。

でも、「疲れた」と言ってまた袖に消えていくヘドウィグジョン。


MCのコージヘドはジョンが消えたのを見届けてから
「今日はどんなテンションでやったらいいのかな。あたしも正直困ってるの」
「あ、今、かなって言っちゃった!かしらだったわ」
と一人でツッコミ訂正。
「耕史くんここは適当につないで、って言われてもね」
「それって結構プレッシャーだったりするのよね」
ぼやくヘド。
ちゃんと笑いを取りつつ上手くやってるから大丈夫!

「あんたがここに居るってことはなんかやってくれるのね?」
とタクちゃんにふるコージヘド。


♪9曲目♪
『I will always love you』
ヘドウィグのストーリーの中で、トミーの作曲中に隣のビルの窓から漏れ聞えてくる歌がこれ。
「愛って永遠なの?」と聞くトミーに、ヘドは「この歌は永遠」と答える。

タクちゃんのソロ!
物凄い声量。
自在な声域。
惚れ惚れと聴く。
青いライトの中、浮かび上がるタクちゃんの姿。
歌姫という言葉はこの人の為にあるんだと思う。
身体の細胞にまで染み渡るような圧倒的な歌。
降り注ぐ声。
タクちゃん大好きだ!


この辺りから曲順がはっきりわからないので間違っていたらごめんなさい。

♪10曲目♪
中ちゃんソロ。
オノヨーコの曲だそう。
黒の官能的な衣装で中ちゃんが歌う媚惑的な歌。
この曲は面白い。中ちゃんにピッタリだ。
一般には透明感のある歌声が知られているけれど、どこか人を惑わす倒錯的な魅力も兼ね備えている自在な変化を見せる人だ。


ここで、「あたしもちょっと歌わせてもらっていいかしら」とコージヘド
♪11曲目♪
『スターマン』
デヴィットボウイの曲だそう。
ヘドの格好で歌ってるけど、カッコイイ!
そういえば、口を突き出すいつものクセが今年のヘドでは出てないなと何故かこの時思った私。
ヘドウィグには似合わないもんね。


アングリーインチのメンバー紹介。
それぞれ本名で。
「クレイジーギター、アサイヤスオ!!」
「クレイジーベース、DAI!」という風に。


♪12曲目♪
『WICKED LITTLE TOWN』ヘドウィグバージョン
シャギーなウィッグと赤いミニの衣装に着替えて出てきたヘドウィグジョン。
とにかく可愛い!!
黙ってトコトコと舞台中央まで来ると、横を向いて力を抜いて見せる→お腹がぽっこり
グッと力を入れる→お腹すっきり
これを何度か繰り返して笑いを取るジョン。
本当にお茶目。
この人のユーモアのセンスはそのままヘドウィグに重なると思う。
ヘドウィグの魅力はジョンの魅力なんだな。
だからこんなに夢中にさせるのかもしれない。

丸椅子に座って歌うヘドウィグジョン。
その後方の椅子にはコージヘドが静かに座っているという不思議な光景が、曲の間目の前に展開されている。
コージヘドは視線をゆったりと動かしながらちょっと物憂げな表情で…
静かに佇む。なんともいえないムード。


♪13曲目♪
『LONG GRIFT』
DAIちゃんによる歌。
流行り目治ったのね。サングラスをかけていないDAIちゃん。

曲の間、ウィッグを被ったままのヘドとタクイツァークが並んで座ってコーラス担当。
曲中、デカイ頭をタクちゃんの肩に無理やり押し付けるようにして乗せるコージヘド。
体勢が苦しそうだけど、可愛い仕草。
コーラスの声もデカイよ。


♪14曲目♪
『HEDWIG’S LAMENT』
ヘドウィグジョンによる歌。
ピアノがいつもより独創的だった気がする。
ジョンの声とピアノが絶妙で、じっと聴き入ってしまう。



♪15曲目♪
『EXQUISITE CORPSE』
最初はジョンだけだったところへ途中からコージヘドが加わったと思う。

赤い光の乱舞。
耳に木霊する重低音。

メイクを乱暴に拭うコージヘド。
表情が痛々しくてドキッとする。
そしてウィッグを脱ぎ捨てる。
横合いからジョンが耕史くんの服を手加減無しに引き剥がして引き倒す。


音が消え、静まる舞台。

半身を起こした二人。
ライトの中、コージの前髪をグッと掴み顔を上げさせるヘドウィグジョン。
一度観客の方に顔を向けさせてから、前髪を掴んだまま額に銀の十字を描く。

そうか、これはトミーなのか。



♪16曲目♪
『WICKED LITTLE TOWN』トミーバージョン
静かに立ち上がり、耕史くんが歌うトミーとしての歌。
ヘドウィグへ贈る別れの歌。

ヘドウィグとしてジョンは背中を向けたまま。

「Good-bye wicked little town」


♪17曲目♪
『MIDNIGHT RADIO』
舞台の中央、二つ並べた丸椅子。
向かってジョンが右、耕史くんが左。
ギターを準備する、耕史くんのはだかの胸に触るジョン。
網タイツの破れた足も触って「cute!」とにっこり。
律儀に通訳する耕史くん。「可愛いねって」 …はいはい、アナタのことね(^_^;)

バックの演奏はなし。
耕史くんのアコギのみ。
二人で歌うMIDNIGHT RADIO
いつもと違う、透明感のある歌。
シャウトするところも今日はしっとりと。
「Lift up your hands」の部分。
客席全体を挙がったみんなの手が埋め尽くし揺れている。

歌い終わった二人はお互いに向き合ってハグ。
耕史くんの頬にkissするジョン。
熱烈なジョンと子供のように無邪気な笑顔の耕史くんがそこにいる。




拍手と歓声に、バンドメンバーとキャスト全員が出て来て、ジョンと耕史くんを中心に肩を組む。

1階はもちろん2階席も、満場の客がオールスタンディングで贈る拍手。
全員で一礼して、袖に消える。


拍手はもちろん鳴り止まない。
大きくてもばらばらの喝采だったのが徐々にリズムが合いはじめ、リズミカルな拍手が続くと、ライトが点いて…
現れたのはジョンただ一人。

マイクの前に立ちおもむろにアカペラで歌い始めた曲。
それは…
「赤い靴~履いてた、女の子~♪」と、なにやら古い曲。
何番まであったのかわからないけど、多分全部歌ってたと思う。
私も殆ど知らないって!

ヘドの世界に歌詞が似ているんだそうだ。
日本語の歌詞を完璧に覚えてたジョンにびっくりした。



カーテンコール2曲目は「MIDNIGHT RADIO」
キャスト全員で!
客席もオールスタンディングのまま(というか殆ど座ってないと言った方が早い)大合唱。
気持ちいい~

みんなが挨拶をして袖に消えても、まだ拍手は鳴り止まない。
しばらく待つと、またもや点くライト。

「またいつか、ヘドウィグとして帰って来たい」と耕史くん。
正直者の耕史くんが言う言葉、もちろん信じて待ってるからね!

カーテンコール3曲目は「SUGAR DADDY」
それを聞いた瞬間「ええ!?」とテンション下がるジョン。
「嫌なんだって」と律儀に通訳するコージ。
お茶目と天然さん。

やっぱり盛り上がって終わりたいよ
踊って跳ねて一緒に!

ラスト、ジョンが客席に下り通路を走り出す。
ちらっと見やった耕史くんも反対の通路へ!
私の横、約2メートルくらいのところをゆっくりと走り抜けていく。
白い顔にキラキラと残るラメの痕。
髪が明るい色に変わっている。
まるで白人の子供のよう。

並んで立つジョンと耕史くんを見て、どういうわけか白人の母子みたいだと思ってしまった。

最後は全員で肩を組み、客席に向かって一礼。




終演。


夢のような時間だった。
今でも本当にあったのだろうかと信じられない気持ち。

最後のジョンはhugとkissの嵐だったな~
みんなにkissしてた。
きっとジョンも嬉しかったんだと信じてる。
私たちはもっともっと嬉しかったけどね!!

チームヘドの絆は、2008年また一段と深く強くなった。
その場に立会い、共有できたことがこんなにも嬉しく、ヘドウィグツアー終わりの淋しさを感じさせない。

ありがとう、ジョン。
ありがとう、ヘドウィグ!
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by aquadrops | 2008-06-23 19:31 | Stage