田んぼのちいさな生き物

つい最近、自転車が無かったので近くまで歩いて行きました。
近くの田んぼは水を引いて小さな苗が風に揺れています。

ちょっと覗いてみると、3センチほどの大きさのオタマジャクシみたいなのが動いています。
「なんだろう?オタマジャクシにしちゃちょっと早いなぁ」と思ってよく見てみると、『カブトエビ』でした。
かなりたくさんいます。水面をスイスイ泳ぐ姿はかわいいです。

カブトエビ

淡水性の原始的な小型甲殻類。
約三億年前(古生代石炭紀)に三葉虫から分化したと考えられており、現在に至るまでほぼ同じ姿形を保ち続けていることから、「生きた化石」と言われる。
名前にエビとついているが節足動物で、ミジンコに近い。
よく似たカブトガニも同じ節足動物で、祖先も同じ三葉虫と言われているが、全くの別物。


もうひとつ、子供が小さい頃によく田んぼですくってきた小さな生き物に「ホウエンエビ」というのがいます。
どういうわけか子供達は「レモンスイスイ」「メロンスイスイ」「イチゴスイスイ」と色を見て呼び分けていました。
これは2センチ弱くらいの小さなエビのような生き物なんですが、殆ど透明に近く、小さな目がちょこんと両脇についていてとても可愛いです。
掬ってきて水槽に入れていると色が抜けて、すぐに死んでしまいます。
子供たちは飽きずに眺めていましたけど、夕方には田んぼに帰してやっていました。

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ホウネンエビ

水田に発生する小型の甲殻類。
細長く円筒形で透明に近く、11対の胸脚を持つ。
名前の由来は「この生き物が多く発生するとその年は豊作になる」という伝承からきている。
仰向きにスイスイ泳ぐ姿は子供でなくても見ていて飽きない。


これらの生き物は、田んぼに水がはられるまで卵の形態でずっと生き延びています。
卵は寒暖や乾燥に強いので、水をまって休眠状態なんだとか。
生き残るための知恵なんでしょうか?
本当に不思議な生き物です。
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by aquadrops | 2007-06-18 14:42 | Monologue