春の風物詩なんですが。

今年も『いかなご』の季節がやって来ました。
毎年スーパーの魚売り場や魚屋さんの前に出来る長い行列が春の訪れを知らせてくれます。

しか~し!
今年はどうやら不作のようですね。
店に入ってくる量がそもそも少ないので、あっという間に売りきれてしまいます。
しかも、イカナゴ漁が解禁になってすぐ春の嵐なのか強風のため漁の中止が何日か続き、主婦の皆さんの目も真剣を通り越して殺気さえ感じるような…(^_^;)
「いかなごの釘煮」は水揚げされてから調理するまでの時間が勝負です。
鮮度が命なんですね。
だから列に並ぶ主婦の方たちの気合は凄いのです。

今日は、私が全然違う売り場(冷凍食品)で仕事をしているとわずか15分ほどの間に「今日いかなごの販売はあるのか?」「いかなごは何時頃入るのか?」「どこに並んだらいいのか?」と次々にお客さんに質問され何度も行ったり来たりを繰り返す羽目になりました。
お一人で何パックも買って帰られる人は親戚や知人の方に春の便りとして送るのでしょうね。
「震災でお世話になったボランティアの方に送る」人も多いのだと、関西のローカルニュースで言っていました。

いかなごの釘煮はコツさえ掴めばそれほど難しくはないのですけど、炊き上がるまでのほぼ1時間、鍋のそばを離れられないのがツライところです。
我が家では毎年3キロくらい、自分の家で食べる分だけ炊きます。
家族みんな大好きですぐに無くなっちゃうんですけど、3キロくらいが私の限界なんですねぇ(ノ><)ノ
今年は炊けるのかな~?
行列に並ぶのはめんどくさいので、丁度いい大きさのものをゲット出来るか微妙です…

☆★ 玉筋魚(イカナゴ) ★☆

晩秋から冬にかけて、生まれた稚魚(3~4ヶ月後)を新子と呼び瀬戸内海では2月末から4月頃までの体長3cm前後が最も美味しいと言われます。
兵庫県は全国トップクラスの水揚げがあり、地元ではイカナゴの新子のくぎ煮を炊く家庭がたくさんあります。
イカナゴは水面を長い群(玉)になって泳ぐので玉筋魚(いかなご)と呼ばれ、小さいものを小女子(こうなご)大きいものを大女子(おおなご)と字をあてる地方もあります。
名前の由来は「いかなる魚の子なりや」
何の魚の子か判らなかったことからイカナゴと呼ばれるようになったと言われています。


追記
☆★ 釘煮の由来 ★☆

イカナゴのくぎ煮の発祥地は神戸市垂水区と言われています。
そもそもイカナゴは醤油煮(佃煮)として瀬戸内海沿岸地方に古くからあったものらしいのですが、それを佃煮として完成させ、くぎ煮と名付けたのが垂水の漁業関係者だと言われているそうです。
名前の由来はイカナゴの炊きあがった姿が『折れ曲がった古くてさびた釘』に似ているところからきているとか。

甘辛い味がご飯にとっても合うので食べ過ぎに注意(^_^;)
各家庭で味付けや材料が微妙に違うので、友達と交換したりして楽しんでます。
ゴマや柚子の千切りを入れるところもあるんですが、うちはショウガを少し多めに入れて大人の味です♪
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by aquadrops | 2007-03-09 22:58 | Monologue